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初日の裏庭で

あの病院の裏庭、不思議な魅力があるんです。

五月という季節も手伝って、心地よいさわやかな風がそよぎ、やわらかな光が木々の間から差し込んで、私たちの心に乗せて音楽まで聴こえてくるような…

そんな裏庭に、人は入れかわり立ちかわり、なにかを求めてやってくる。
そんな私たちを、今夜はたくさんの方々が見守ってくださった。
これから毎日私たちはやっぱりあの庭に吸い寄せられるように出ていくだろう。
さまざまな願いをこめてあのベンチに座りに行くだろう。
今日も、私は主人の待つあの病院へ足を運ぶ。

西岡京子

劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 09:50 * - * -

初日

無事初日を終えることが出来ました。
ご来場いただきました皆様ありがとうございました。
みなさまの笑いや、観る集中力に支えられ、
とても良い空間を共有出来たと思います。
そしてあたたかい拍手ありがとうございました。

まだまだ公演は続きます。
そしてまだチケットが残っている日がございます。
是非是非観に来てください。
素敵な時間を一緒に過ごしましょう。

南保大樹
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:23 * - * -

明日開幕

いよいよ明日開幕!
チケットの売れ行きも好調で、
うれしい限りです。
皆様の期待に応えられる様、頑張ります。

下の写真はみんなであるものを作っています。
さてなんでしょう?
本番でのお楽しみです。
南保大樹
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:36 * - * -

これからだ

20060505_48757.jpg「見果てぬ夢」初日前日。
入団したての面々。先輩達に仕事の仕方を教えて貰いながら、劇団の空気を自分の中に取り込んでいく。

頑張れ、若者!「夢」を追って
あなた達にとって良い出会いがありますように。
悔いる事のない人生の一頁を綴る事が出来ますように。
「夢」を追って・・・            ジョギング和泉れい子

劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:30 * - * -

前夜祭?

相変わらず過食症の江尻ナースこと江上梨乃です(。-_-。)
本番に近づくにつれ、その過食ップリにも拍車がかかります。

明日はゲネプロ2回ですよ。
そして明後日には幕が開くわけです!
今日カーテンコールを決めたのですが、
この段階になると毎回、
「とうとうここまでやってきた・・・」という感慨深い気持ちと
本番に向けての緊張がガーっとほとばしる訳です(*‥*)

稽古と作業も大詰めで、毎日帰るのが遅いのですが、
今日はどうしてもグリーンカレーが食べたくなり、
羽生田美貴ティとタイ屋台料理屋でゲネプロ前夜祭をして帰りました。
そのちょっと前にパスタとかおにぎり2個とか食べたのはナイショだよ(゚∀゚ )
写真はカエルのから揚げを食べる直前のミキティです。
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:08 * - * -

生まれ来るもの

「朝は四つ足、昼は二本足、夜は三本足の生き物とは?」
砂漠の王墓を守る魔物の有名な問いですが、最初聞いた時は一生を一日に例えているのが面白いと思っていました。宇宙の歴史を一年に例えると人間が生まれたのが十二月三十一日になるとかそんな話など。そのように舞台上でもたった二時間ほどに、役達の人生の縮図が見れるのです!…こじつけ過ぎました
もとい
本番がせまった最近の稽古は、そんな縮図の二時間を繰り返し、ドラマを熟成させています。体力がいる毎日ですが残り時間を踏ん張っていきます。当日をお楽しみに!森良之
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:43 * - * -

見果てぬ夢。

リーフレットに載せる、役者のコメントの提出締切りが今日でありまして。
お題は…
「あなたにとって『見果てぬ夢』とは?」
というものだったんですよ。
今日締め切りなのをすっかり忘れてしまっていた数名の役者たちは、
休憩中の楽屋であぁだこぅだ言いながらその文章を考えていたのですが。
いやぁ出てくる出てくる夢のお話。
『あと20キロ痩せたい』『結婚したい』『年金を払えるようになりたい』
…でもこれって『見果てぬ夢』じゃぁないんですよね。
だって叶えようと思えばこの先叶えられそうな夢ですもんね。
そう考えると、見果てぬ夢ってむずかしい。
まだまだお子様の私は、
『叶えられない夢なんかないわ!』
なんてタンカを切ってしまいますもの。
そんなわけでしばし夢の話で盛り上がったのでした。
さてさて、結局みんなの『見果てぬ夢』ってなんでしょう?
本番のリーフレット、お楽しみに!
私もたのしみですラブ
安田扶二子
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:43 * - * -

宿題

今日は演出の松本さんに宿題を出されたので、まだパラータで稽古してます。最近の抜き稽古は僕のシーンばかりで(正直、みんなの足を引っ張ってます)、精神的にキツイ日々が続いています。そんなネガティブな僕に周囲のみんなは励ましの言葉をかけてくれます。嬉しくて涙が出そうになります。楽しい時は一緒に分かち合い、苦しい時はお互いに助け合う。僕がこの劇団が大好きな所です。本番迄あと僅か…みんなの優しさに結果で応えようと思います。原野寛之
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 23:24 * - * -

病院のベッドにて

目が覚めて一瞬うろたえる。
病院!?
あれは夢の中の出来事ではなかったのだと悟るまでに,時間は必要なかった。

連休前にどうしても片付けておかなければならない仕事があり,昨日は土曜出勤をした。
「ごめん,明日は1日付き合うから。ね!…あ,どっか緑の多いところ,ドライブしよう!」
「もう!…いいよ。いってらっしゃい。帰りは?」
「何時になるかわからないから,先に寝てて。じゃあ,行ってきます」
妻にそう言い残して。

明日こそマイビデオの初撮影会だ。その為にも絶対に終わらせよう。午前中からハイペースで仕事を進めた。パソコンのモニターの脇の灰皿が山盛りになる頃,やっと目処がたってきた。あと,2時間。これなら京子が起きている時間に帰れるかも知れない。

と,その時,突然事務所のドアが開いた。
小林部長がわざわざ様子を見に来てくれたのだ。
自分も仕事の整理があるからと,さっさと自席に座りパソコンを叩き始めたが,口実である事はみえみえだった。20年前の入社時から,手取り足取り私に仕事を教えてくれた小林部長は,今でも私の事を気にかけてくださり,公私ともに頼れる相談相手となってくださっている。

夜7時過ぎ,なんとか作業を終わらせ資料を片付けていると部長が声をかけてきた。
「終わりそう?」
「はい。」
「久しぶりにどう?一杯」
「んー…」
気合いで1日仕事をして,せっかく早く帰れるところなのだが,部長とは最近飲む機会もないし…
躊躇している私に近づいてきて
「そうか,奥さんが,待ってるか?」
その一言が私に決断させた。
「いえ,今日は何時になるかわからないって言って出てきましたから。」
「じゃあ,行くか?」
「はい。」

土曜日の割には店内はそこそこ賑やかだった。もっともネクタイ族はまばらであったが。
仕事の話に始まり,身体の事,家庭の事と,まるで私の近況報告のようになった。
春の健康診断で,要再検査判定が出てしまった事も話した。検査予定日を聞かれたが,今はとてもそんな余裕はないと言うと,真顔で説教されてしまった。5月中には必ず検査を受けるという約束をした時は,酒が結構進んでいた。
話を逸らすつもりで,妻の妊娠の事をうち明けた。仕事関係では一人目である。
それまでの難しい部長の顔がたちまち崩れ,まるで我が事のように喜びを露わにして握手を求めてきた。半年後に生まれてくる子供のためにと何度も乾杯させられた。
我が子の誕生を喜んでくれる人が,望んでいる人が,祝ってくれる人が,ここにもいるんだと実感した。

店を出る頃には足許がおぼつかなかった。
路地に出てちょっと歩いたところで,吐き気を催した。
数メートル先に排水溝があるのを見つけると,泳ぐように駆け寄り,そして,激しく嘔吐してしまった。驚いた部長が側に来て背中をさすってくださった。
「おい,血じゃないかこれ!」
部長の声を聞きながら,しっかりしなくてはと頭で思っても,身体の芯から力が抜けていくのを止める事はできなかった。

救急車のサイレンが近くで止まった。
担架に乗せられ身体が宙に浮くのを感じていた。
「西岡!しっかりしろ!おい,西岡!」
部長の声が聞こえた。
「すいません。…すいません。」
答えているつもりだったが,声にはなっていなかった。

再検査の予約を取る必要はなくなった。
緊急入院で,これからあちこちの検査が始まるそうだ。
朝食はまるで喉を通らなかった。最近飲み込むのがなんだか辛かったが,風邪か何かで喉が腫れているのだろうと自分を騙していたのだ。
妻がベッドの脇の椅子でうたた寝している。
「ごめん。ドライブと撮影会はまた今度だ。」

西岡健(代筆:能登剛)
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 08:50 * - * -

主治医の先生

私の主治医は、湯川先生という、頼りになる肝ッ玉かあさんのような先生です。
湯川ウィメンズクリニックは、妊婦はもちろん婦人病に不安を持つ女性も多く訪れ、ロビーはいつも朝からいっぱいです。

私は若い頃からお世話になってきた湯川先生のところで、不妊治療を受けました。
そしてやっと授かったこの子を、今なによりも大切に思っています。
…ただ心配なのはその子の父親のこと。
つい湯川先生にも愚痴ってしまうほど、不摂生な生活。
ついに会社の健康診断でひっかかり、再検査を言い渡された。
もうっそれ見たことかと思いながら、妻としてそんな夫の健康管理ができなかったことを反省してみる。

うーんなんでもありませんように!
西岡京子
(代筆 岸並万里子)
劇団東演 * 「見果てぬ夢」日誌 * 22:36 * - * -
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