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【次回公演】『獅子の見た夢―戦禍に生きた演劇人たち』2024/4/12〜4/14 俳優座劇場[六本木]

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「今の私」三森伸子 10:07
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    門を出れば 我も行人 秋のくれ
    三径の 十歩に尽て 蓼(たで)の花
    どちらも与謝蕪村の句
    三径とは、文人の道。蕪村の言葉を借りると「俗語を用て俗を離るる」ための道。
    もともと三径とは、三筋の小さな道のこと。そこにお花やら木やらがあって、今日は紫陽花がさいたからここにしよう、などと、そこを旅するのであります。
    その気になれば、文人のこころになれるのです。
    そのための、三径。
    わたしにも、三径がほしいなあとおもう。
    これから先どんな日常に埋もれても、そこをあるけば、文人の、俳優の、芸術家のこころに行けるような。いつでもその境地を味わえる径を。
    われも探そう  われの三径
    われの三径    どこにあるかな
    だけど「門を出れば 我も行人」 
    われの三径  おやすぐそこに
    かもしれないなあ。

     

    参考図書:『月は東に  蕪村の夢 漱石の幻』森本哲郎,1992,新潮社

    ある日のご飯記録。
    昨晩はぶたしゃぶ、今朝はそのお湯でみそうどん。昨日のおかずは今日のだし。
    夜は手羽元の煮物を教わる。
    三森伸子
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