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【次回公演】『獅子の見た夢―戦禍に生きた演劇人たち』2024/4/12〜4/14 俳優座劇場[六本木]

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月光の夏、スタート!! 02:09
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    獅子の旅が終わって四日後!

    次は『ピアノソナタ「月光」による朗読劇 月光の夏』が始まりました!!

     

    今年の初ステージは、藤沢こども劇場さんによる、藤沢市民会館での公演でした。

     

    私にとっては、大変思い出深い劇場です。

     

    なぜなら…!訪れるのは今回が3回目なのに、役者として板に上がるのは今回が初めて!!

    最初は同じ『月光の夏』の音響操作で、2回目は『マクベス』の衣裳兼演出助手で…

    やっと藤枝のみなさまと、役者としてお会いすることができました!

    こっそり、感無量です(*´꒳`*)

     

     

    素敵たお花もいただき、ありがとうございます!

     

    今回のメンバーでは、8/15、終戦の日の12時から、下北沢はタウンホールで上演いたします。

    お盆のお忙しいころとは存じますが、ぜひともに語り継いでいただけれは!これ以上の幸せはありません。

    どうぞよろしくお願いいたします!

     

    女B・中花子

    | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
    「月光の夏」2022 終わりました 00:00
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      「月光の夏」2022最後のステージ。

      鶴川の和光大学ポプリホール、町田子ども劇場例会でした。

      観劇の対象年齢は小学校4年生〜大人。

      ステージ上からは暗くて客席はほとんど見えませんが、子どもたちの気配は感じます。

      冒頭、小学校の体育館で子供たちに語りかけるシーンから始まりますが、その気配がとても良い助けになりました。

      町田子ども劇場の発足は1979年。

      活動の柱の一つが優れた生の舞台芸術を鑑賞する、とあります。

      時間と空間の共有、一体感。そして感動。

      それらを通して命の大切さを思う心を育んでいけば、

      愚かな選択にはつながらないと思います。

       

      今回のピアニストも前回の飯塚公演に引き続き根岸弥生さん。

      ママになりこの作品への思いが一層深くなった、といいます。


      この公演メンバーは少人数なので、公演終了後は全員でバラシに参加します。

      写真は女Bを演じた中花子。右手前は効果担当の三森伸子。

       

      ちなみに今回の出演

       男A 能登剛 男B 奥山浩 

       女A 和泉れい子 女B 中花子


       

      そしてこの作品には無くてはならない舞台監督の原野寛之。

      コツコツととても丁寧な仕事ぶりです。

      今回はこれで終了!

      次回公演「獅子の見た夢」では水谷健三役で出演します!!

       

       

       

      今年も「月光の夏」にお越しくださった皆さま、ありがとうございました。

      まだまだ平和への願いを語り続けます。

      それではまた...

       

       

      和泉れい子

       

       

       


       

      | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
      飯塚市民劇場単独例会『月光の夏』 13:31
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        9月12日〜14日の3日間、九州は福岡県の飯塚市にて、朗読劇『月光の夏』4ステージを上演してきました。

        通常は九演連の統一例会でお邪魔することになる飯塚市民劇場では、現在市内の劇場コスモスコモンも嘉穂劇場も工事中のため統一の演目を呼べないそうです。そこで会場の自由度が高い『月光の夏』に白羽の矢がたったというわけです。

         

         

        今回の会場はコスモスコモンの向かいにある飯塚コミュニティセンター学習室401でした。

        毛足の長めの絨毯が敷き詰められた間口およそ9m、奥行およそ16mの部屋には小さな舞台も付いていました。

         

         

        しかしその舞台にグランドピアノを置いてしまうと私達が動く余地はまるで無くなってしまうので、絨毯の上に黒いパンチカーペットを敷いて舞台と客席の境界線を作り、後方には東京からパラータ号に積んで持参したパネルや幕を吊るすことで、会議室とは思えない演劇空間を造ることができました。

         

         

        客席は折り畳み式では無いパイプ椅子を、緩やかなカーブをつけて、劇団員と市民劇場の運営担当サークルの皆さんと一緒に並べました。

        3台だけの照明機材は、劇のクライマックスに演奏される『月光』の為だけに使用して終幕を盛り上げました。

        いつもの舞台では客席は暗く、演じ手ばかりが明るい中で行われるので、客席に向かって台詞を投げていても、実際にお客様と目線が合っている感覚はありません。ところが今回は、舞台も客席も全く同じ天井からの明かりの下で行われたので、お互いの顔も表情もよくわかり、とても珍しい経験となりました。

        お客様が芝居に集中してくださっている様子もダイレクトに伝わり、自然と濃密な熱い1時間半を創ることができました。

         

         

        これまでは、昼仕込み夜公演、翌日昼公演して撤収というスケジュールで訪問するこの地で、4泊5日という贅沢な公演ができたのも、ありがたい事でした。

        運営サークルの皆さんには無事に目標クリアも達成できたとの事で、幸せのお裾分けまでいただきました。

         

         

         

        個人的には東京公演を降板してしまった今年の夏、新たな発見や更なる手応えを感じながら舞台に立ち、素敵なお客様方とご一緒できたことを心から嬉しく思いました。

        飯塚市民劇場のみなさん、ありがとうございました!

         

        男A 能登剛

         

         

        | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
        今年もスタート! 10:42
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          7月も終わり、いよいよ8月ですね!

          戦後七十七年目を迎える今年、「月光の夏」の上演は、益々メッセージが濃くなることに誰もが不安を覚えずにはいられませんが、私達役者は「特攻隊員とピアノ」に焦点を当て、今生きていることへの喜びを噛みしめながら、今年最初のステージを終えました。

          宮崎県宮崎市、都城市での2ステージ。
          どちらも市民劇場の実行委員会の皆様の手で実現した、貴重な二日間でした。
          パラータ公演 13日(17時)、15日(12時)出演の南保、奥山、岸並、古田が語りを、パラータ公演でもご一緒する根岸弥生さん(14日15日出演)が今回も繊細で情熱的なピアノを奏でてくれました。

          例年以上の猛暑と感染者が収まらない中、本当に感謝しかない本番でした。

          小学校の生徒さんたちが来てくれたり、終演後、この作品をやってくれてありがとう、という言葉をくださった方がいたり、私達に本当に力をくれたと思います。

          空港までお送りくださった皆様、雨の中ありがとうございました。

          明るい笑顔と別れを惜しみながら手を振りました。
          また会いましょう!

          12〜15日の本拠地パラータ公演に向けていいスタートを切れたと信じ、帰路についた私達でした。

          吉岡公子 他/岸並万里子
           

          | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
          宮崎&都城にて『月光の夏』 17:52
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            7/30宮崎と7/31都城で朗読劇『月光の夏』の公演が終わりました。

             

            市民劇場の会員様を中心に、会員でない方も沢山来てくださり、熱気帯びる劇場空間でした。

             

            言葉を紡ぎ、観客席からの息づかいをダイレクトに感じながら物語を共に歩み、ピアノ演奏も相まって、カーテンコールでは一体感と共に熱い熱い拍手をいただき、感無量でございます。

             

            今回の公演が良き未来へつながることを願っております。

             

            誠にありがとうございました。

             

            南保大樹

             

            | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
            球磨川のほとりで 21:30
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              9月4日と5日、
              熊本県人吉市で「朗読劇 月光の夏」を公演させていただきました。

              復興応援企画第4回目。球磨川沿いにある、ホテルサン人吉での公演。

               

               

              昨年の74日の球磨川の氾濫で、ホテルも被害に遭われました。

              1階の天井にまで、川の水が押し寄せたそうです。その時の様子の写真が、ロビーにありました。今目の前にある風景と同じ場所とは思えない光景です。

               

              ホテルを再開することができたのは、今年の111日、大変な苦労があったと思います。

               

              近くを歩いてみると、その被害の爪痕がまだまだ感じられます。人吉駅を通る肥薩線も、まだ復旧の見込みが立っていません。

               

              ひとよし・くま市民劇場の事務所も被害に遭い、舞台などを公演する劇場も被害に遭って、ホールはまだ再開する事が出来ていません。

              被災は、今も続いています。

               

              昨年からのコロナ禍、そして被災、多くの人が心も体も疲れ果て、それでもやっと今回の公演を実現する事ができました、と事務局長の東さんがおっしゃっていました。

               

              そして「少しずつでも、演劇の灯を絶やさないよう、灯し続けて行きましょう」とも。

               

               

              終演後、「贅沢な時間を過ごさせていただきました」、「小さな動きや細かい表情を感じることができて、本当に良かったです」、「これからも続けてください」というご感想をいただきました。

               

              お客様と直接お話することがなかなかできない状況下で、そう伝えてくださって、私たちも励みになります。

               

              74日の豪雨災害の様相は報道され知ることができました。

              でもその後、どのようにしてそこに暮らす人々が毎日を過ごしてこられたのか。どう歩んでここまで来られたのか。

              辛い苦しい気持ちとどう向き合ってきたのか。

              川の水が引いたとしても、それは終わりではないことを実感しました。

               

              そして、そんな困難な中でも前を向いていこうという姿に心を打たれました。

               

              今回の出逢いに、ただただ感謝です。

               

              ありがとうございました!

               

               

              古田美奈子

               

               

               

              | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
              『月光の夏』千秋楽! 23:29
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                8月31日邑楽町にて。

                今年の『月光の夏』の千秋楽を迎えました🎵

                邑楽町は自然豊かで、ホールのある辺りは公園になっていて、大きな池もあり、バッタやトンボ、アメンボがたくさん!癒されました🎵

                ぐんまちゃんも応援に来てくれました🎵定番のマンホールと、町のシンボルタワーの前で【ORA】ポーズ!


                来年も伝え続けていきます。

                いつでもどこでも公演に行きます❗いつでも劇団までお問い合わせください。


                かせ野二紗子。

                | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
                『月光の夏』岩国公演 10:04
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                  こんにちは!
                  台風も去り、急激な暑さが…(;´・ω・)
                  皆さま、どうぞ水分補給と塩分補給をお忘れずに!!

                  『月光の夏』、東京公演も無事に幕を閉じ、一区切り終えました。
                  遅くなりましたが、東京公演の前に伺った山口県は岩国での思い出を!

                  今回は、木野くんの故郷・熊本での公演を終えた後、同じ班で(清川・木野・山田・中&根岸さん)、山口県の周東文化会館パストラルホールにお邪魔しました。



                  まさにコンサートホール!
                  とても綺麗な、500名入るホールでした。
                  壁の反響板の装飾もおしゃれ♪

                  しかし、このホール、それだけではありません!!

                  屋上にはなんと!

                  屋外円形劇場があるんです!!
                  すごーい!!中央におりますのは、『月光の夏』では舞台監督をやってくれている原野さん♪
                  独占円形劇場を楽しみました(*^^*)


                  会館の主催で呼んでいただいた今回。こうやっていろんなところでやらせていただけること、『月光の夏』を語り継ぐ機会をいただけること、本当に感謝、感謝です。
                  続ける必要性をひしひしと感じてしまう昨今。歯がゆい思いもしながら、私たちにできることを精一杯続けていこうと思います。


                  この班は、今年はあと1回!8/31に群馬県での公演を控えております。
                  また今日から新しい稽古ですが、月末の本番に向けて、それぞれ気持ちを温めて、より一層精進して向かいます!

                  中花子
                  | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
                  『月光の夏』熊本公演 21:05
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                    8月7日に熊本で『月光の夏』を上演いたしました。


                    メンバーは清川、木野、中、山田、そしてピアニストに根岸弥生さんをお招きしてのマチネ・ソワレ計2回公演。



                    当初はソワレのみの1回公演でしたが、熊本市民劇場の方々の熱意により2回公演が実現しました。


                    2回とも沢山のお客様が足を運んでくださいました。


                    特に夜の回はほぼ満席。
                    開場中に何人かの子供のはしゃぐ声がモニター越しに聞こえてきましたが、本番が始まると緊張の糸が張り詰めたような空気が会場内に広がっていました。


                    子供にとって聞き慣れない言葉が沢山あっただろうに、それでも作品世界に入ってきてくれたことが本当に嬉しかったです。

                    今作品は、ご高齢の方から若い方まで観ていただくことを意識して取り組んでいます。


                    今こそ世に訴えていかなければならない。
                    僕ら若い世代がささやかでも声を上げていかなければならない。
                    少しでも知ろうとしなければならない。
                    忘れてはならない。


                    確かな意義を感じながら舞台に立たせていただきました。



                    終演後の交流会での会員さんとの会話は忘れられないものでした。
                    5歳の時に戦争を体験した方は、月光 第一楽章を聴きながら当時のことを思い出して涙を流されたそうです。

                    他にも、当時海軍の軍人さんだった方の介護をされている会員さんもおりました。
                    その会員さんは戦争についてもっと知りたいという思いがありながら、中々聞き出せずにいるそうです。
                    軍人さんだった時のことを自分から話すことはほとんどないらしく、気楽に話せるような体験ではないことが伝わってくるから、ご自分から話されるのを待っている、と。



                    日本で実際に起きた出来事なんだと、改めて実感しました。



                    戦争は二度と起こしてはならない。

                    その気持ちを忘れずに、今後もこの作品に取り組み続けていきたいと思います。


                    熊本市民劇場の方々、お暑い中観にきくださったお客様、本当にありがとうございました。



                    またいつか!



                    『月光の夏』は明日明後日と下北沢の北沢タウンホールにて上演しております。
                    お時間ある方は是非観にいらしてください!
                    お待ちしております!








                    木野
                    | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
                    山口県。 20:34
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                      熊本での公演を終えて(これは別ブログにて)今日は山口県岩国市にいます。

                      前日仕込みを終えての周防高森駅での一枚です。

                      静岡チームとは編成を変えての熊本チームは明日でひと段落(31日は群馬での公演があります)



                      静岡巡演して、お客さまと交流して、二度とこのようなことが起きてはならならと強く思います。

                      役者としてわたしはこの作品を一生付き合っていきたいと思いました。

                      周東文化会館での月光の夏、明日もチームワークバッチリで本番を迎えたいと思います!


                      大川綾香

                      | 「月光の夏」旅記 | - | - | posted by 劇団東演
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